技術メモ

ポート開放してみよう~例えばnuro光編~

先日、valheimのサーバーの建て方について記事にしました。

まあ、サーバーを建てるのは簡単なんです。PCに詳しくない人が苦労するのはポートの開け方。
ということでポート開放について『nuro光だったらこうだよ』というのを解説します。

ポートって何?

よく例えられているのはマンションです。IPアドレスが住所で、ポートが部屋番号。
IPアドレスとポートがわかって初めて荷物(データ)を届けられます。

ホームページを見るときなんかにも実は80番(http) or 443番(https)ポートが使われています。
で、valheimサーバーは2456~2458番が使われるということになっています。

なぜポート開放が必要なのか

ポートは基本閉塞しています。
さっきのマンションの例えで言うと、各部屋の玄関の鍵が閉まっている状態です。
玄関の鍵が空いていたら誰でも侵入できちゃいます。つまり危険。なので通常は閉まっているのです。

POINT!!

必要なときに、必要なところだけを開ける。これ基本。
稀に無責任な記事で『よくわからんけど、あれもこれも開けたらいけた』みたいなのがあったりますが、本当に危険なのでやめましょう。

ポートを開放してみる

さて、今回はWindowsでvalheimサーバーを立ち上げたので、ポート開放してみんなでプレイしてみるというのを想定して、開放してみます。
プロバイダはnuro光。ルーターはnuro光から提供されたもの(F660A)を使用しています。

WindowsのローカルIPを調べる

まずはvalheimサーバーを起動しているWindowsのローカルIPを調べます。
ついでにルーターのIPアドレスも確認しておきましょう。

  1. 『Windowsキー + r』を押して、ファイル名を指定して起動で『cmd』(コマンドプロンプト)を起動します
  2. 『ipconfig』コマンドを実行します

ルーターの設定を変更する

ここからが本番。ポート開放でインターネットに通信できなくなった的なことは発生し得ないので、ぜひチャレンジしてみよう。
ただし、最初にも言ったとおり、あれこれも開けるのは危険なので、使わなくなったら設定は削除するように。

  1. ルーターのIPアドレスをブラウザのURLに入力し、ログインします
    通常はhttp://192.168.1.1なので、このリンクでアクセスできるかと
    ユーザ名、パスワードはルーターによって違うので説明書を参照してください
    ちなみにF660Aの初期値は『admin/admin』
  2. 『アプリケーション』->『ポートフォワーディング』をクリックします
    違う製品のルーターでもポートフォワーディングみたいな項目があるはず
  3. valheimサーバー向けの設定を記入して追加
項目 概要
有効にする 有効にするので、チェック
名前 なんでもOK。わかりやすい名前を設定しよう。
プロトコル UDP
一応UDPのみでプレイできたけど、動かなければTCP AND UDPで開けてください。
(開始)外部ホストIPアドレス 設定不要
(終了)外部ホストIPアドレス 設定不要
WAN接続 初期値
(開始)外部ポート番号 2456
(終了)外部ポート番号 2458
MACアドレスのマッピングを有効にする チェックしない
内部ホストのIPアドレス valehimサーバーを起動している、WindowsのローカルIPアドレスを入力
(開始)内部ポート番号 2456
(終了)内部ポート番号 2458
AM
これで設定完了

グローバルIPアドレスを調べる

My Global IPにアクセスすると表示されます。

お友達に自分のvalheimサーバーにアクセスしてもらう

IP参加から『グローバルIPアドレス:2457』と入力してもらえばJoinできるはず。

さいごに

ポート開放したけど参加できない!というときはアンチウィルスソフトやファイアウォールなどがブロックしている可能性があります。
ひとまず、自分で『localhost:2457』に向かってIP参加してみて、参加できることを確認しましょう。
入れなかったらなんらかのセキュリティでブロックされています。

セキュリティって何重にもなっているから安心できるんですね、と実感しますね。