マルチメディア編集

HandBrake で VFR の動画を CFR に変換する方法

VFR、CFRってご存知ですか?
動画編集で最初にぶち当たる壁かと思います。
あれ?編集ソフトで動画ファイルが読み込めない!などといった場合、VFRであることが理由かもしれません。
今回はそのあたりの解説も含めて記述していきたいと思います。

VFR 、 CFR って何?

簡単に言うと フレームレート が 可変(VFR) か 固定(CFR) かの違いです。
フレームレートが 可変(VFR)である場合、ほとんどの動画編集ソフトでは扱えません。
読み込めない、音がズレるなどの不具合が発生します。
なので、VFRな動画を編集する際はVFRをCFRへ変換し、その後編集ソフトで編集する必要があります。

動画が VFR か CFR か判断する方法

撮った動画がVFRかCFRかはMediainfoというソフトウェアを使用すれば判別できます。

この動画はVFRであることがわかります。
なお、nvidiaの shadowplayで録画した動画はVFR なので、そのまま動画編集ソフトに突っ込んだりすると 読み込めなかったり、音ズレ したりします。

VFR を編集したい場合は CFR に変換しよう!

録画ソフトがCFRで録画しないのには訳があります。(CFRで録画するものもあります)
そして、動画編集ソフトでVFRを読み込めなかったり音ズレしてしまったりするのにも訳があります。(詳しく知りたい方は調べてみよう!)
VFRで録画してCFRにして編集しないといけないのが現状なので郷に入っては郷に従え。VFRをCFRに変換してみましょう!

HandBrake で変換

VFRを読み込み、CFRで吐き出してくれます。
他にもいろいろ機能がありますが使ったことはありません。

ダウンロード、インストール

まずインストーラを公式からダウンロードします。
最近有志によって日本語化もされているようですが、特別英語力が求められるようなことはないので、公式のものダウンロードしましょう。
「イングリッシュアレルギーなんです」という方は日本語化バージョンでもよいですが。

INPUT、OUTPUTの設定

  1. 本体を起動し、以下の画面が表示されたら、Cancelをクリックします。

  2. 変換したい動画をD&Dします。

  3. 画面中央上のDestinationのBrowseをクリックし、出力先を決定します。

変換方法の設定

  1. Videoタブをクリックします。

  2. 以下の画像のように設定を変更します。

    ここに注意!

    FPSをConstant Framerateに設定しましょう!

    ここでは60fpsで変換しようとしていますが、30fpsにしたい場合はFPSの数値を30にしましょう。
    また、動画の画質を下げたくない場合は、Qualityのメーターを目一杯右に振りましょう。
     
  3. 右下のAddをクリックし、プリセットに保存しておけば次はクリックするだけで設定完了です。

    わかりやすいプリセット名を設定しましょう。
  4. プリセットが追加されていることを確認します。

変換開始

  1. Start Encodeをクリックし、CFRに変換します。

    進捗は左下に表示されます。
  2. 左下にQueue Finishedと表示されたら変換完了です。

  3. MediainfoでCFRになっていることを確認します。

最後に

いかがでしたでしょうか。うまくいきましたか?

最初はなぜshadowplayで録画した動画は音ズレしたり読み込めなかったりするんだろうと悩んだものです。

この記事用にHandBrakeを久々に立ち上げてスクリーンショットをパチパチ撮ってたんですが、「このHandBrake、もしかしたら最新じゃねぇかも!?」と気づいた時には時すでに遅し。
半分くらい撮ってあったのですが全て捨てて撮り直しました…。