マルチメディア編集

iPhoneで録画した動画を編集ソフトに取り込む方法

6月と言えばジューンブライド、なので結婚式ラッシュが発生します。
どうも、友人の結婚式の余興動画を作ったアムです。
構想から編集まで全期間合わせると1ヶ月くらい掛ったでしょうか。(新郎新婦、ご親族含め大変喜んで頂きました)
そんな中、やや苦労したのが iPhone で録画した動画を編集ソフトに取り込む ことでした。
今回はちょっと癖のある iPhone で録画したファイルについて解説していきます。

iOS 11 以降で録画した場合

iPhone で動画を撮って、 そのまま編集ソフトに取り込もうと思ってもできない 場合があります。
それは iOS 11 で録画ファイルの形式が変わってしまった ことが原因なのです。

デフォルトだとファイル形式が特殊!?

実はデフォルトでは、HEVC という形式で録画されます。
これは圧縮率が非常に高く、長い動画を撮ってもファイル容量が小さくて済む大変優れた形式なのですが、対応している動画編集ソフトがあまり存在しない のです。

録画形式を変更したい

であれば、HEVC 形式を使用せず、録画すれば動画編集ソフトに取り込めるのか という疑問が浮かび上がってきます。
答えは 取り込める です。
録画形式を変更する手順を記載しておきます。

録画形式を変更する場合の注意点

HEVC のメリットは高圧縮率です。これを放棄するということは ファイルの容量が大きくなるため、長尺の動画が撮れなくなる ので注意が必要です。

録画形式を変更する手順

これはこれから録画するものにだけ効果が出ます。
すでに録画されたファイルの形式は変更できない ので、すでに録画されたファイルの変換は 動画編集ソフトに取り込める形式に変換 の手順を参考にしてください。

  1. 設定アプリを開き、カメラを選択
  2. フォーマットを選択します
  3. 互換性優先を選択します

それ以前の iOS 場合

特に意識する必要なく、編集ソフトに取り込めるはずです。

動画編集ソフトに取り込める形式に変換

お得意の HandBrake を使用します。ただし、バージョン 1.1.0 以降 のものを使用してください。
余談ですが、1.1.0 がリリースされたのは2019年4月なので、対応し始めたのはごく最近になります。

  1. 適当に以下のように設定して、変換
  2. 変換前は HEVC です
  3. 変換後は AVC に変わっています

これで動画編集ソフトに取り込めるはずです。

総括

POINT!!

動画が HEVC 形式だった場合、一旦変換しないと動画編集ソフトで読み込めない!

HEVC 形式のおかげで何時間も録画することが可能になったので、とても助かりましたね。
録画できなくなる前にバッテリーが切れてしまったりするくらいです。

皆さんも結婚式の余興を iPhone で録画してみてはいかがでしょうか?